Manualize
住宅建設業B社(グループホーム・共同住宅の新築)業務フローと工期の標準化

「工期はケースバイケース」を、
根拠のある標準工程に変えた。

グループホームや共同住宅を新築する建設会社です。営業から引き渡しまでの17ステージを約3か月で文書化し、営業が「設計契約から約10か月」と根拠をもって説明できるようになりました。

上棟直後の木造2階建ての建設現場で、現場担当者がタブレットの工程表を確認しているイメージ写真
※写真はイメージです
文書化した営業〜引き渡しの工程(営業5・施工12)
17ステージ
洗い出した要確認事項(半数以上を解決)
93項目
根拠をもって示せるようになった設計契約からの標準工期
約10か月

事例の概要

業種
住宅建設(グループホーム・共同住宅の新築)
対象業務
営業(案件の発生〜地鎮祭)、施工(地盤調査〜引き渡し)、工程・工期の管理
期間
約3か月(2026年5月〜8月)
使った素材
業務フロー図(PowerPoint)2本、ヒアリングの録音9回、所要日数を書き込んだフロー図、チャットでの回答
できあがったもの
整理版(営業・施工)、用語辞書、要確認リスト、矛盾点リスト、工程マスタ(時間軸・逆算用)

BEFORE / AFTER

導入前と導入後

BEFORE

疑問符の書き込まれたフロー図や、食い違う2枚の工程表が会議机に並んでいるイメージ写真
※写真はイメージです

AFTER

Manualizeの矛盾点・要確認事項の画面イメージ。食い違いと未確定事項が出典・優先度付きで並んでいる
※画面は開発中のManualizeのイメージです

業務の流れ

BEFOREPowerPointのフロー図2本と、担当者の頭の中に分かれていた。

AFTER営業5・施工12の計17ステージを「標準ケース」として文書化。20回の現場立会と4回の入金の位置まで書き込んだ。

工期

BEFORE「ケースバイケース」で標準が決められず、早めに設定した引き渡し日に追われることもあった。

AFTER工期がぶれる要因を「確認申請」と「工事規模」の2つに特定。設計契約から引き渡しまで約10か月(開発が必要な土地は約13か月)を標準にした。

言葉

BEFORE「中間金」と「上棟時金」のように、同じものを人によって違う言葉で呼んでいた。

AFTER用語辞書で統一し、請求書の名称まで「上棟時金」にそろえた。

決め事

BEFORE承認する人、書類の保管先、工程の順番があいまいなまま運用されていた。

AFTER93項目の要確認を洗い出し、確認会のたびに解決。たとえば承認は「PM/社長が毎週月曜の営業会議で」と明文化した。

図と実態

BEFOREフロー図と実際の進め方にずれがあった(敷地図を作るタイミングなど)。

AFTERずれを矛盾点リストで管理し、確定した変更だけを差分で反映した。

進み具合の把握

BEFORE案件がいまどこまで進んでいるかは、担当者に聞かないと分からなかった。

AFTER工程マスタを土台に、契約日からの逆算工程表や進捗の要約をAIで作る取り組みを始められた。

CHALLENGE

「いつ建つのか」を、根拠をもって言えない

業務フローはPowerPointの図にまとめられていたものの、細かな手順や判断は担当者の頭の中にありました。図と実際の進め方にもずれがありました。

工期は「ケースバイケース」とされ、標準が決められないまま、早めに設定した引き渡し日に追われることもありました。「中間金」と「上棟時金」のように、同じものを人によって違う言葉で呼ぶ状態でもありました。

PROCESS

進め方

  1. 図と録音を集める

    グループホーム用と共同住宅用の2本のフロー図と、約3か月で9回のヒアリング録音を素材にしました。

  2. ステージごとに書き出す

    音声認識の誤り(「上等」→「上棟」など)を辞書で直し、営業・施工の各ステージに担当・手順・書類・期間を書き出しました。

  3. 要確認を1つずつ解決する

    あいまいな点を要確認リストに出し、毎回の確認会で回答を反映。決まった点だけを差分で更新し、13版まで重ねました。

  4. 時間軸を足す

    各区間の所要日数を書き込んでもらい、工期がぶれる工程とぶれない工程を仕分けて、逆算に使える工程マスタにしました。

RESULT

17ステージがそろい、工期の根拠を説明できるようになった

営業5・施工12、計17ステージが標準ケースとして文書化され、各区間の所要日数が確定しました。工期がぶれる要因が「確認申請」と「工事規模」の2つに絞られたことで、営業は「設計契約から約10か月(開発が必要な土地は約13か月)」と根拠をもって説明できるようになりました。

洗い出した93項目の要確認のうち半数以上を解決し、残りも誰が何を決めるかが見える状態です。整理した工程をもとに、AIで逆算工程表や進捗の要約を作る取り組みにも進んでいます。

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  • 守秘義務のため、社名は匿名で掲載しています。数値は2026年8月時点です。
  • この事例は、Manualizeの処理の土台となった方法で、Digital Laborsが整備を支援したものです。
  • 写真はイメージです(実際の現場・オフィスではありません)。
  • 画面は開発中のManualizeのイメージで、表示しているデータは架空のものです。

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